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☆ちょこちょこと読書

崩した体調が今ひとつ回復しない。
暑さもあって、何かへろへろになりながらの最近の読書。
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▽幕末単身赴任 下級武士の食日記(NHK出版)
幕末に紀州和歌山藩から江戸勤務になった若手下級武士が、江戸屋敷内の長屋で送る日々のつれづれを主に食生活からたどる分析本。丹念につけられた日記を元にしており、食材、調理法、出掛け先、勤務実態など興味深いファクターが続く。
ただ、惜しむらくは文章が単調すぎて読みづらい。江戸文化の素養がある人でないと書けないから筆者は替えがたいか…。ならば編集者がもうちょっとどうにかせい、と言いたいところ。
ちなみに読んだら和菓子が食べたくなり、塩尻市広丘の「雲居鶴」で塩羊羹を買って帰る。著者は「虎屋」の研究員らしいが、虎屋の羊羹(自分で買うには高い…)より雲居鶴のほうが個人的には好きだ。

▽果断-隠蔽捜査2(今野敏)
1冊目の「隠蔽捜査」よりパワーアップ。洗練度で若干物足りないが、各賞受賞も納得の出来。警察小説に本格ミステリの要素も入って楽しめる。この作者は作品によって完成度がかなり異なるので、読むならこのシリーズからが無難。

▽おおきなかぶ、むずかしいアボカド(村上春樹)
an・anで連載しているエッセイ。さっくりと読める。村上春樹のエッセイは意図的に下らない話題をてんこ盛りにしているそうなので、タイトルの大きなかぶ関連など「しょうもない話」が交じっていて大好きだ。

▽中島らものたまらん人々
今は亡き中島らもの初期の雑誌連載エッセイ。クライアントや友人知人など身近な「あほ」のことを、ちゅうちょなくさらさらとエッセイに書いてしまったたまらん作品。「明るい悩み相談室」シリーズも大好きですが、この作品の方が粗削りな分だけ素の人間味を強く感じられるように思います。

以下マンガ。

▽スピカ (羽海野チカの短編集)
ハチミツとクローバーとか、3月のライオンなどの作者の初期短編集。ファンなら楽しめるという感じかなあ。BLチックな作品もあって興味深い。

▽にがくてあまい(3巻)
ストーリーはあってないようなものだが、有機野菜と料理の話がおもしろくて楽しみにしている。料理マンガは最近相方の影響で結構読んでいる。「おせん」とかすごく好きだ。

▽さよなら絶望先生(26巻)
最近は新刊を買っていなかったが、何となく惰性(ごめんなさい)が復活して読んでしまう。

▽イニシャルD(43巻)
神奈川編最終盤、というか物語全体が大団円に向かいつつある雰囲気。それはそれとして、NSXって実車で見てもすごく貫禄があるなあ。ホイールの小ささなど時代を感じさせてしまう部分もあるけれど。

▽銀の匙(1巻)
相方が買ったのを読む。言わずとしれた鋼の錬金術師の作者荒川弘のサンデー移籍第1弾。出版社は違うが、荒川自身の北海道における農業高校生活・百姓生活エッセイマンガ「百姓貴族」を一読してから楽しむと理解度が違うだろう。
メジャー誌掲載のせいかいくらか肩に力が入っているように思える、のは僕の僻目かな。
by shinsyudekurasu | 2011-07-21 21:04 | マンガと本